中学英文法
Can you help me?
私を手伝ってくれませんか？
ここではお願いする表現、つまり何かを頼む表現を学びます。
私たちはすでに、「can」という言葉の使い方を学びました。
そこでは「can」は、「できる」という意味の言葉であるということを学びました。
ですから、例えば
Can you play the piano?
と聞くと、
あなたはピアノが弾けますか？
という意味になります。
では、このノリで、
Can you help me?
という英語を考えてみるとどうなるでしょう。
あなたは私を助けることができますか？
という意味になりそうですね。
まぁ、それでもよいのかもしれませんが、実はこれって、「相手に、助けることが可能かどうか」を尋ねているというより、「相手に助けてほしい」と頼んでいるのです。
つまり、「can」は「できる」という意味で使われるだけではなく、「相手に何かをお願いする」ときにも使われる言葉なのです。
いくつか例文を学ぶことにしましょう。
Can you open the window?
「あなたはその窓を開けることができますか？」というより「その窓を開けてくれませんか？」と言っている。
Can you close the door?
「あなたはそのドアを閉められますか？」というより「そのドアを閉めてくれませんか？」と言っている。
Can you come here?
「あなたはここへ来られますか？」というより「ここへ来てくれませんか？」と言っている。
Can you go to the library with me?
「あなたは私と一緒に図書館へ行けますか？」というより「私と一緒に図書館に行ってくれませんか？」と言っている。
Can I speak to Susan? （電話で）
「私はSusanに話せますか？」というより「Susanと話したいのですが」と言っている。
では、このように、「can」を使って何かをお願いされたとき、どのように答えるのがよいのでしょうか。
Can you play the piano? あなたはピアノが弾けますか？
のように、「できる」という意味で「can」が使われているなら、
Yes, I can. はい、できます。
とか、
No, I can't. いいえ、できません。
のように、「yes」や「no」で答えることができます。
しかし、「can」が「お願いする場合」に使われているのだったら、「yes」や「no」で答えてしまうと偉そうに聞こえてしまうかもしれません。
そこで、お願いの「can」の答えでは、
Sure. もちろん。
とか、
I'm sorry. I can't. ごめんなさい。できません。
のような言い回しがよくつかわれます。
断る場合は理由を一言添えておくのがよいでしょう。
ですから、例えば
Can you help me? 手伝ってくれませんか？
とお願いされて断る場合、
I'm sorry. I can't. I'm busy. ごめんなさい。できません。忙しんです。
などと答えます。
答え方も含めていくつか例文を学ぶことにしましょう。
Can you go shopping? 買い物へ行ってくれませんか？
Sorry, I'm busy now. ごめんなさい、いま忙しいんです。
Can you open the door? ドアを開けてくれませんか？
Of course. もちろん。
Can you help me? 手伝ってくれませんか？
OK. いいですよ。
Can you clean this room? この部屋を掃除してくれませんか？
Sorry, I'm not free now. ごめんなさい。いま、暇ではないんです。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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