中学英文法
He plays basketball. / She plays basketball.
彼はバスケットボールをします。 / 彼女はバスケットボールをします。
「play〜」は「〜(スポーツ)をする」とか「〜(楽器)をひく」いう意味の言葉です。
そして、「He plays basketball.」というと「彼はピアノを弾きます」という意味になります。
ここでは、「I や you の文とは違い、He や She の文では動詞の形が変わる」という話を学びます。
1. he(彼は...)やshe(彼女は...)という文では動詞の形が変わるという話
(1)いくつかの例文で学んでみましょう。
例1. play
次の4つの文を比べてください。
I play basketball. 私はバスケットボールをします。
You play basketball. あなたはバスケットボールをします。
He plays basketball. 彼はバスケットボールをします。
She plays basketball. 彼女はバスケットボールをします。
上の2つの文はもうとっくの昔に学んだものですね。IやYouのあとにplay((スポーツ)をする)という意味の動詞があります。
下の2つは今学んでいる文です。HeやSheのあとはplayではなくplaysとなっています。
実は、英語では、「彼は...する」や「彼女は...する」という文の場合、動詞("...する"という言葉)の形が変わるのです。
playという動詞の場合、playの後ろにsが付き、He plays...とかShe plays...となるのです。
例2. go
次の4つの文を比べてください。
I go to school. 私は学校へ行きます。
You go to school. あなたは学校へ行きます。
He goes to school. 彼は学校へ行きます。
She goes to school. 彼女は学校へ行きます。
上の2つの文はもうとっくの昔に学んだものですね。IやYouのあとにgo(行く)という意味の動詞があります。
下の2つは今学んでいる文です。HeやSheのあとはgoではなくgoesとなっています。
実は、英語では、「彼は...する」や「彼女は...する」という文の場合、動詞("...する"という言葉)の形が変わるのです。
goという動詞の場合、goの後ろにesが付き、He goes...とかShe goes...となるのです。
例3. study
次の4つの文を比べてください。
I study English. 私は英語を学習します。
You study English. あなたは英語を学習します。
He studies English. 彼は英語を学習します。
She studies English. 彼女は英語を学習します。
上の2つの文はもうとっくの昔に学んだものですね。IやYouのあとにstudy(...を学習する)という意味の動詞があります。
下の2つは今学んでいる文です。HeやSheのあとはstudyではなくstudiesとなっています。
実は、英語では、「彼は...する」や「彼女は...する」という文の場合、動詞("...する"という言葉)の形が変わるのです。
studyという動詞の場合、studyの最後の文字yがiに変ってから後ろにesが付き、He studies...とかShe studies...となるのです。
例4. has
次の4つの文を比べてください。
I have a computer. 私はコンピューターを持っています。
You have a computer. あなたはコンピューターを持っています。
He has a computer. 彼はコンピューターを持っています。
She has a computer. 彼女はコンピューターを持っています。
上の2つの文はもうとっくの昔に学んだものですね。IやYouのあとにhave(...を持っている)という意味の動詞があります。
下の2つは今学んでいる文です。HeやSheのあとはhaveではなくhasとなっています。
実は、英語では、「彼は...する」や「彼女は...する」という文の場合、動詞("...する"という言葉)の形が変わるのです。
haveという動詞の場合、とにかくhasに変わります。He has...とかShe has...となるのです。
例5 その他にも...
like(...が好き) → likes
know(...を知っている) → knows
speak(...をしゃべる) → speaks
want(...が欲しい) → wants
talk(話す) → talks
wash(...を洗う) → washes
watch(...を見る) → watches
など
例1から例5でみてわかったように、heやsheの文では動詞にsがついたりesがついたり、yがiに変ってからesがついたり、haveがhasに変ったりといろいろです。動詞に出会うたびに1つ1つ覚えていきましょう。
(2) 「彼は...」とか、「彼女は...」に置き換えられる立場の場合もheやSheの文と同じように動詞の形が変わります。
例文を見ることにしましょう。
例1. 次の3つの文を比べてください。
I play basketball. 私はバスケットボールをします。
He plays basketball. 彼はバスケットボールをします。
Tom plays basketball. Tomはバスケットボールをします。
2番目と3番目の文に注目してください。HeやTomのあとはplayではなくplaysとなっています。
Tomは男の人の名前です。ですからTomは「彼(He)」に置き換えられる立場にあるわけです。
このような場合、やはり英語では、playの後ろにsが付き、Tom plays...となるのです。
例2. 次の3つの文を比べてください。
I watch TV. 私はテレビを見ます。
She watches TV. 彼女はテレビを見ます。
Judy watches TV. Judyはテレビを見ます。
2番目と3番目の文に注目してください。SheやJudyのあとはwatchではなくwatchesとなっています。
Judyは女の人の名前です。ですからJudyは「彼女(She)」に置き換えられる立場にあるわけです。
このような場合、やはり英語では、watchの後ろにesが付き、Judy watches...となるのです。
2. 日本語と英語では言葉を並べる順番が違います。
自然な日本語では
彼は/ピアノ/を弾きます
というように言葉を並べますね。
ですが、英語で言葉を並べる順番に合わせた日本語にすると
彼は/を弾きます/ピアノ
のようになります。
つまり、日本語では
だれだれは/なになにを/弾きます
という順に言葉を並べます。
しかし、英語では
だれだれは/を弾きます/なになに
という順に言葉を並べるのです。
注意:
「楽器」を弾くと言いたいとき、楽器の名前の前に「the」という言葉を付けます。
ですから、「彼ははピアノを弾きます」と言いたければ、
He plays the piano.
となります。
バスケットボールなどの「スポーツ」をすると言いたいときには、スポーツの名前の前に「the」は付けません。
ですから、「彼は野球をします」と言いたければ、
He plays baseball.
となります。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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