中学英文法
I had toast this morning.
私は今朝トーストを食べました。
私たちはすでに「規則変化する動詞の場合」の「過去の話をする表現」を学んでいます。
そこで、ここでは「不規則変化する動詞の場合」の「過去の話」をする表現を学びます。
次のふたつの文を比べてみてください。
I have toast every morning. 私はトーストを食べます、毎朝。(今または普段の話)
I had toast this morning. 私はトーストを食べました、今朝。(過去の話)
「every morning」は「毎朝」という意味の言葉です。
「this morning」は「今朝」という意味の言葉です。
ひとつ目の文は「普段トーストを食べる」ということを伝えています。
ふたつ目の文は「今朝トーストを食べた」ということを伝えています。
haveという動詞には「食べる」とか「飲む」いう意味があります。
「have toast」で「トーストを食べる」という意味にります。
ところで、ふたつ目の文では「have」ではなく「had」という言葉が出てきています。
実は、「過去の話」をするときには「have」は「had」という形に変わるのです。(haved に変わるのではりません。)
つまり「have」のところを「had」に変えると「過去のはなし」になるのです。
では今度は次のふたつの文を比べてみてください。
He has toast every morning. 彼はトーストを食べます、毎朝。(今または普段の話)
He had toast this morning. 彼はトーストを食べました、今朝。(過去の話)
ひとつ目の文を見てください。
Heやshe、itの文では「have」ではなく「has」を使うのですよね。
ふたつ目の文を見てください。
実は、過去の話をする文では、Heやshe、itの文でも、Iやyouの文と同じように had を使えば良いのです。
つまり、過去の話をする文では、たとえHeやshe、itの文でも動詞の使い分けは必要ないのです。
注意
私たちはすでに、「過去の話の文を作るには動詞の後ろにedやdをつける」という話を学んでいますね。
しかし、その時に、「実は話はそんなに単純ではない」ということも学びました。
つまり、後ろに「ed」や「d」をつけると「過去の話」が出来る動詞の他に、違うやり方で形をかえて「過去の話」をする動詞もあるのです。
今ここで学んだ「have」は、後ろに「ed」や「d」を付けてもダメなのです。そのようなものは「不規則変化の動詞」と呼ばれています。
不規則変化の動詞の例文をいくつか学ぶことにしましょう。
go(行く)は過去の話をする時にはwentという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
I go to the station everyday. 私は毎日その駅へ行きます。
I went to the station yesterday. 私は昨日その駅へ行きました。
come(来る)は過去の話をする時にはcameという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Susan comes to Japan every year. Susanは毎年日本へ来ます。
Susan came to Japan last year. Susanは昨年日本へ来ました。
eat(...を食べる)は過去の話をするときにはateという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Judy eats rice everyday. Judyは毎日お米を食べます。
Judy ate rice yesterday. Judyは昨日お米を食べました。
do(...をする)は過去の話をするときにはdidという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
I do my homework every morning. 私は毎朝私の宿題をします。
I did my homework this morning. 私は今朝私の宿題をしました。
get(...を得る)は過去の話をするときにはgotという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Tom gets a letter from Judy every year. Tomは毎年Judyから手紙をもらいます。
Tom got a letter from Judy yesterday. Tomは昨日Judyから手紙をもらいました。
take(...を取る)は過去の話をするときにはtookという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Bob takes a bath every night. Bobは毎晩お風呂に入ります。
Bob took a bath last night. Bobは昨晩お風呂に入りました。
run(走る)は過去の話をするときにはranという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Susan runs in the park every morning. Susanは毎朝その公園を走ります。
Susan ran in the park this morning. Susanは今朝その公園を走りました。
cut(...を切る)は過去の話をするときでもcutのままです。
次のふたつの文を比べてみてください。
He cuts an apple every morning. 彼は毎朝りんごを切ります。
He cut an apple this morning. 彼は今朝りんごを切りました。
read(...を読む)は過去の話をするときでもreadのままですが、発音だけが変わります。(「りーど」ではなく「れっど」のような発音に変わるのです。)
次のふたつの文を比べてみてください。
My father reads newspaper every morning. 私の父は毎朝新聞を読みます。
My father read newspaper last night. 私の父は昨夜新聞を読みました。
write(...を書く)は過去の話をするときにはwroteという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
I write an email to Susan everyday. 私はSusanへ電子メールを毎日書きます。
I wrote an email to Susan yesterday. 私はSusanへ電子メールを昨日描きました。
see(...を見る)は過去の話をするときにはsawという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
I see Bob everyday. 私は毎日Bobに会います。
I saw Bob yesterday. 私は昨日Bobに会いました。
say(...を言う)は過去の話をするときにはsaidという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
She says "Good morning" to me every morning. 彼女は毎朝「グッドモーニング」と私に言います。
She said "Good morning" to me this morning. 彼女は今朝「グッドモーニング」と私に言いました。
teach(...を教える)は過去の話をするときにはtaughtという形になります。
次のふたつの文を比べてみてください。
Mr.Sato teaches English this year. 佐藤先生は今年英語を教えます。
Mr.Sato taught English two years ago. 佐藤先生は2年前英語を教えました。
これらの他にも不規則変化する動詞がたくさんあります。出会うたびにひとつひとつ覚えていくようにしましょう。
過去の話をする時によく使われる言葉
yesterday 昨日
last night 昨夜
last week 先週
補足:「last」は「最後の」とか「この前の」という意味の言葉です。ですから、
last night この前の夜→昨夜
last week この前の週→先週
という意味になるのです。
three days ago 3日前に
ten years ago 10年前に
補足:「ago」は「...前に」という意味の言葉です。
以上学んだような、時をあらわす言葉は、普通、文の最後に付けます。
念のためここで、英語で言葉を並べる順番をおさらいすることにしましょう。
「go」は「行く」という意味の言葉で、過去の話をするときには「went」という形に変わるのですよね。
そして、「I went to the park yesterday.」というと「私は昨日その公園へ行きました。」という意味になります。
詳しく見てみると次のようになっています。
I / went /to the park/yesterday.
私は/行きました/その公園へ /昨日
日本語と英語では言葉を並べる順番が違います。
自然な日本語では
私は/昨日/その公園へ/行きました。
というように言葉を並べますね。
ですが、英語で言葉を並べる順番に合わせた日本語にすると
私は/行きました/その公園へ/きのう
のようになります。
つまり、日本語では
だれだれは/いつ/どこどこへ/行きました
という順に言葉を並べます。
しかし、英語では
だれだれは/行きました/どこどこへ/いつ
という順に言葉を並べるのです。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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