中学英文法

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I visited ... (一般動詞の過去形:規則変化の動詞)

1. ...しました(一般動詞の過去形、規則変化する動詞:普通の文)

I played tennis yesterday.

私は昨日テニスをしました。


ここでは「過去の話」をする表現を学びます。


次のふたつの文を比べてみることにしましょう。

I %play%% tennis. 私はテニスをします。(今または普段の話)

I %played%% tennis yesterday. 私はテニスをしました、昨日。(過去の話)

ひとつ目の文は「普段テニスをする」ということを伝えています。

ふたつ目の文は「昨日テニスをした」ということを伝えています。

playは「(スポーツなど)をする」という意味の動詞ですね。

「play tennis」 で 「テニスをする」という意味になるのですよね。

ところで、ふたつ目の文では「play」ではなく「played」という言葉が出てきています。

実は、「play」の後ろに「ed」をつけると「...した」という意味になるのです。

つまり「play」のところを「played」に変えると「過去のはなし」になるのです。


今度は次のふたつの文を比べてみてください。

音声を聴くI want a new bike.      私は新しい自転車がほしい。(今または普段の話)
音声を聴くI wanted a new bike.   私は新しい自転車がほしかった。(過去の話)

wantは「...がほしい」という意味の動詞ですね。

ふたつ目の文では「want」ではなく「wanted」という言葉が出てきています。

実は、「want」の後ろに「ed」をつけると「...がほしかった」という意味になるのです。

つまり「want」のところを「wanted」に変えると「過去のはなし」になるのです。


これまで見てきたように、動詞の後ろにedをつけると「過去の話をする文」に変わるのです。


では今度は次のふたつの文を比べてみてください。

音声を聴くHe plays  basketball.           彼はバスケットボールをします。(今または普段の話)
音声を聴くHe played basketball yesterday. 彼はバスケットボールをしました、昨日。(過去の話)

ひとつ目の文を見てください。

Heやshe、itの文では「play」ではなく「plays」を使うのですよね。

ふたつ目の文を見てください。

実は、過去の話をする文では、Heやshe、itの文でも、Iやyouの文と同じように、playedを使えば良いのです。

つまり、過去の話をする文では、たとえHeやshe、itの文でも動詞の使い分けは必要ないのです。


重要な注意

ここまでの説明を読んだ人は、「過去の話の文を作るには動詞の後ろにedをつければ良い」と思ったことでしょう。

でも、実は話はそんなに単純ではありません。

「play」や「watch」のように、動詞の後ろに「ed」をつけると「過去の話の文」が出来ることもたくさんあるのですが、そのやり方ではダメな場合もたくさんあるのです。

つまり、後ろに「ed」をつけると「過去の話」が出来る動詞以外に、違うやり方で形をかえて「過去の話」をする動詞があるのです。

そのことについては改めて別のところで学習します。


以下では、edを付けたり、dを付けたり、yをiにかえてedをつけると「過去の話」になる動詞を学びます。

例や例文を見てみることにしましょう。


edを付けるタイプの例4つ


enjoy    ...を楽しむ

I enjoy tennis.    私はテニスを楽しみます。

I enjoyed tennis.    私はテニスを楽しみました。


visit

I visit the library on Thursday.    私は(普段)木曜日にその図書館を訪れます。

I visited the library yesterday.    私は昨日その図書館を訪れました。


watch    ...を見る

I watch TV everyday.    私は毎日テレビを見ます。

I watched TV yesterday.    私は昨日テレビを見ました。


learn    ...を学ぶ

I learn English.    私は英語を(普段)学びます。

I learned English two years ago.    私は英語を2年前学びました。


dを付けるタイプの例2つ


live    住む

I live in Japan.    私は日本に住んでいます。

I lived in Japan.    私は日本に住んでいました。


like    ...が好き

I like that town.    私はあの町が好きです。

I liked that town.    私はあの町が好きでした。


yをiにかえてedを付けるタイプの例1つ

study    ...を研究する、学習する、勉強する

I study math after school.    私は(普段)放課後に数学を勉強します。

I studied math last night.    私は昨夜数学を勉強しました。


以上のようなやり方で形を変える動詞は「規則変化の動詞」と呼ばれています。

前に注意したように、このようなやり方とは違う変化をする動詞もたくさんあります。

そのようなものは「不規則変化の動詞」と呼ばれています。


不規則変化の動詞の例を少しだけ紹介しましょう。

go(行く)は過去の話をする時には went という形になります。(goedではないのです。)

eat(...を食べる)は過去の話をするときには ate という形になります。(eatedではないのです。)

cut(...を切る)は過去の話をするときでも cut のままです。

read(...を読む)は過去の話をするときでも read のままですが、発音だけが変わります。(「りーど」ではなく「れっど」のような発音に変わるのです。)

不規則変化の動詞は出会うたびにひとつひとつ覚えていくようにしましょう。



過去の話をする時によく使われる言葉


yesterday    昨日


last night    昨夜


last week    先週


補足:「last」は「最後の」とか「この前の」という意味の言葉です。ですから、

last night    この前の夜→昨夜

last week    この前の週→先週

という意味になるのです。


three days ago    3日前に

ten years ago    10年前に


補足:「ago」は「...前に」という意味の言葉です。


以上学んだような、時をあらわす言葉は、普通、文の最後に付けます。


念のためここで、英語で言葉を並べる順番をおさらいすることにしましょう。

「visit」は「〜を訪れる」という意味の言葉で、過去の話をするときには「visited」という形に変わるのですよね。

そして、「I visited the park yesterday.」というと「私は昨日その公園を訪れました。」という意味になります。

詳しく見てみると次のようになっています。

 I  / visited   /the park/yesterday.
私は/を訪れました/その公園/昨日

日本語と英語では言葉を並べる順番が違います。

自然な日本語では

私は/昨日/その公園を/訪れました。

というように言葉を並べますね。

ですが、英語で言葉を並べる順番に合わせた日本語にすると

私は/を訪れました/その公園を/きのう

のようになります。

つまり、日本語では

だれだれは/いつ/どこどこを/訪れました

という順に言葉を並べます。

しかし、英語では

だれだれは/訪れました/どこどこを/いつ

という順に言葉を並べるのです。


それでは練習問題を解くことにしましょう。

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