中学英文法
Would you like some cake?
(いくらかの)ケーキはいかがですか?
ここでは食べ物や飲み物を「丁寧に」すすめる表現を学びます。
Would you like...?は「丁寧にすすめる」ときに使う言い回しです。
つまり、「...はいかがですか?」という感じで、何かを丁寧にすすめるときに使う表現です。
この表現は食べ物や飲み物をすすめる時によく使われるので、まずいろいろな食べ物や飲み物を英語でどんなふうにいうのかいくつか例を学んでおきましょう。
some apples いくつかのりんご(数個のりんご)
「some」は「いくらかの」とか「いくつかの」という意味の言葉です。
「apple(りんご)」は一個、二個...と数えることができます。
「apple(りんご)」が複数あると複数形になります。
つまり
「apple(りんご)」が2つなら「two apples」、
「apple(りんご)」が3つなら「three apples」、
「apple(りんご)」が4つなら「four apples」、
というふうに「apple」の最後に「s」がついて「apples」となるわけです。
ですから、りんごがいくつかある時も「apple」の最後に「s」がついて
some apples
となるわけです。
some cake (ある大きな)ケーキの一部
「some」は「いくらかの」とか「いくつかの」という意味の言葉です。
some cake で「いくらかのケーキ」という意味になるわけですが、こういう言いまわしはたいてい、大きなケーキが一つあって、その一部分をさして「いくらかの量のケーキ」と言っているわけです。
あるケーキの一部について言っているので、cakeは複数形になりません。
a cup of coffee カップ一杯のコーヒー
コーヒーのような液体は一つ、二つ、...と数えることができません。
そこで、「カップ一杯のコーヒー」とか「カップ二杯のコーヒー」とか「カップ三杯のコーヒー」のように数えます。
つまり
「a cup of...」とか「two cups of...」とか「three cups of...」のように数えます。
二杯以上の場合は、「カップ2つ分」とか「カップ3つ分」のように、「cup」が複数になっていることに注意しましょう。
another cup of coffee もう一杯のコーヒー
anotherは「もうひとつの」とか「別の」という意味の言葉です。
ですから「another cup」で「もうひとつのカップ」という意味になります。
そこで「another cup of...」と言うと「もう一杯の...」という意味になるわけです。
something to eat 何か食べるもの
私たちはすでに、「不定詞の形容詞的用法」というものを学び、このような言い方について学んでいます。
「something」は「何かしらのある物」とか「なにか」とか「なにかある物」という意味の言葉でしたね。
また「to eat」で「食べるための」という意味になるということも学んでいますね。
そして、「something(なにか)」の後ろに「to eat(食べるための)」を置いて「something to eat」とすると「食べるためのなにか」、つまり「なにか食べるもの」という意味になるということも学んでいます。
では、本題に入りましょう。
Would you like...?
の....のところに食べ物や飲み物を言うと、飲み物や食べ物を「丁寧にすすめる」表現ができます。
いくつか例文を見てみることにしましょう。
Would you like some apples? いくつかりんごはいかがですか?
Would you like some cake? ケーキはいかがですか?
Would you like a cup of coffee? 一杯のコーヒーはいかがですか?
Would you like another cup of coffee? もう一杯のコーヒーはいかがですか?
Would you like something to eat? 何か食べ物はいかがですか?
注意:私たちはすでに、
Would you + 動詞の原形...?
という表現を学びました。
そして、これは「...していただけませんか」というような、「丁寧なお願い」をする表現でした。
そうすると、私たちがここで学んだ表現は 動詞の原形のところに「like」が入っているタイプと思うことができそうです。
しかし、今ここで学んだ、
Would you like...?
という表現は、「お願いする表現」ではなく「何かをすすめる表現」です。
ごちゃまぜにならないように気をつけましょう。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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