中学英文法
I know why Judy is angry.
私はなぜJudyが怒っているのか知っています。
おさらい:疑問詞
疑問詞とは「why(なぜ)」、「what(なに)」、「where(どこ)」、「when(いつ)」、「who(だれ)」、「whose(だれの)」、「how(どのように)」などのような言葉のことです。
おさらいおわり
では本題に入りましょう。
I know why Judy is angry.
という文がどのようになっているのか詳しく見てみることにしましょう。
I know...
というと
私は...を知っています
という意味ですね。
例えば、
I know you.
というと
私は「あなた」を知っています。
という意味になります。
では
I know why.
というとどういう意味になるのでしょうか。
「why」は「なぜ」という意味ですから、この文は、
私は「なぜ」を知っています。→私はなぜなのかを知っています。
という意味になります。
ところで、一方
Judy is angry.
というと、
Judyは怒っている。
という意味ですね。
ここまでの話を整理してみましょう。
I know why 私はなぜなのかを知っています
Judy is angry Judyは怒っています
ということですね。
実は、「I know why」の後に「Judy is angry.」をつないで
I know why Judy is angry.
とすると
私はなぜJudyが怒っているのか知っています。
という意味になるのです。
すこし別の見方でも考えてみることにします。
「why(なぜ)」という言葉の後ろに「Judy is angry.(Judyは怒っている)」をつないで
why Judy is angry
という「語句のかたまり」を作ると、
なぜJudyは怒っているのかということ
という意味になると思って良いわけです。
ですから、
I / know /why Judy is angry.
私は/知っている/なぜJudyは怒っているのかということ
→私はなぜJudyが怒っているのか知っています
という意味になるわけです。
注意;さっきの説明のなかに、「why(なぜ)」という言葉の後ろに「Judy is angry.(Judyは怒っている)」をつないで
why Judy is angry
という「語句のかたまり」を作るという説明が出てきました。
この語句のかたまり「why Judy is angry」についてちょっと注意をしておきます。
これは「Why is Judy angry?(なぜJudyは怒っているのですか。)」という疑問文と似ていますが、よく見るとisとJudyの順番が違っています。
それはどうしてかというと、「why Judy is angry」という語句のかたまりは、「why(なぜ)」という言葉の後ろに「Judy is angry.(Judyは怒っている)」という「普通の文」をつないで作ったからです。ですから「疑問文」とは言葉の順番が違っているのです。
では、このようにして疑問詞が出てくる文を、いくつか例を使ってさらに学ぶことにしましょう。
I know why Kenji went to New York.
「why(なぜ)」という言葉の後ろに普通の文「Kenji went to New York.(ケンジはニューヨークへ行った)」をつないで
why Kenji went to New York
という「語句のかたまり」を作ると、
なぜケンジはニューヨークへ行ったのかということ
という意味になります。
ですからこの文は次のようになっていると考えることができます。
I / know /why Kenji went to New York.
私は/知っている/なぜケンジはニューヨークへ行ったのかということ
→私はなぜケンジはニューヨークへ行ったのか知っています
We don't' know when Susan will come here.
「when(いつ)」という言葉の後ろに普通の文「Susan will come here.(Susanはここに来るでしょう)」をつないで
why Susan will come here
という「語句のかたまり」を作ると、
いつSusanはここに来るのかということ
という意味になります。
ですからこの文は次のようになっていると考えることができます。
We /don't know/when Susan will come here.
私達は/知らない /いつSusanはここに来るのかということ
→私たちはいつSusanがここに来るのか知らない。
We don't know who will come here.
「who(だれ)」という言葉の後ろに普通の文「... will come here.(...はここに来るでしょう)」をつないで
who will come here
という「語句のかたまり」を作ると、
だれがここに来るのかということ
という意味になります。
ですからこの文は次のようになっていると考えることができます。
We /don't know /who will come here.
私達は/知らない /だれがここに来るのかということ
→私たちはだれがここに来るのか知らない。
We dint' know who the man is.
「who(だれ)」という言葉の後ろに普通の文「the man is...(その男の人は...です)」をつないで
who the man is
という「語句のかたまり」を作ると、
その男の人はだれなのかということ
という意味になります。
ですからこの文は次のようになっていると考えることができます。
We /don't know/who the man is.
私達は/知らない /その男の人はだれなのかということ
→私たちはその男の人はだれなのか知らない。
I wonder where Tom lives.
「where(どこ)」という言葉の後ろに普通の文「Tom lives...(Tomは...に住んでいる)」をつないで
where Tom lives
という「語句のかたまり」を作ると、
Tomはどこに住んでいるのかということ
という意味になります。
ですからこの文は次のようになっていると考えることができます。
I / wonder /where Tom lives.
私は/...かしらと思う/Tomはどこに住んでいるのかということ
→私はTomはどこに住んでいるのかしらと思う。
では、最後に、念のため専門用語を教えます。
私たちがここで学んでいる文は、「疑問文」ではありませんが、「疑問」を表しています。
直接的ではなく間接的に疑問をあらわす文です。
このような文は「間接疑問文」と呼ばれています。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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