中学英文法
I want to go to Okinawa.
私は沖縄へ行きたい。
「動詞」の直前に「to」という言葉を置いて「to+動詞の原型」という形にすると、「...すること」という意味に変わることがあるるいう話を学習しましたね。
そして、動詞の直前にtoという言葉を置いて「to+動詞の原型」という形にしたものは「不定詞」と呼ばれているのでした。
では、これから、不定詞が出てくる例文を学ぶことにしましょう。
I want to run.
to run(走ること)という語句のかたまりが出てきていますね。
この文を詳しくみると次のように言葉が並んでいます。
I / want /to run.
私は/欲しい/走ること
→私は走りたい。
I want to go to Okinawa.
この文には to go to Okinawa (沖縄へ行くこと)という語句のかたまりが出てきていますね。
この文を詳しくみると次のように言葉が並んでいます。
I / want /to go Okinawa.
私は/欲しい/沖縄へ行くこと
→私は沖縄へ行きたい。
He wants to eat sushi.
この文には to eat sushi (寿司を食べること)という語句のかたまりが出てきていますね。
この文を詳しくみると次のように言葉が並んでいます。
He /wants /to eat sushi.
彼は/欲しい/寿司を食べること
→彼は寿司を食べたい。
Judy wants to be a pilot.
この文には to be a pilot (パイロットにであること)という語句のかたまりが出てきていますね。
この文を詳しくみると次のように言葉が並んでいます。
Judy /wants /to be a pilot.
Judyは/欲しい/パイロットであること
→Judyはパイロットになりたい。
Kenji began to learn English.
この文にはto learn English(英語を学ぶこと)という語句のかたまりが出てきていますね。
この文を詳しくみると次のように言葉が並んでいます。
kenji /began /to learn English.
Kenjiは/始めた/英語を学ぶこと
→Kenjiは英語を学び始めた。
注意:「動名詞」というものを学んでいる人への注意です。
たしか、動名詞というのは「動詞の後ろにingがついたもの」でした。
そして、動名詞は「...すること」という意味になるのでした。
ですから、例えば learning English というと「英語を学ぶこと」という意味になります。
ところで、今私たちがここで学習している「不定詞の名詞的用法」も「...すること」という意味になるのですよね。
ですから、例えば to learn English というと「英語を学ぶこと」という意味になるのですよね。
つまり、learning English も to learn English も「英語を学ぶこと」という意味になるわけです。
そして、
I began learning English.
という英文は正しい英文ですし、
I began to learning English.
という英文も正しい英文です。
つまり、begin という動詞の後ろには、「動名詞」を置くこともできますし、「不定詞」を置くことも出来ます。
しかし、
I want to learn English.
という英文は正しい英文ですが、
I want learning English.
という英文は正しい英文ではありません。
実は、wantという動詞は、その後ろに「不定詞」を置くことは出来るのですが、「動名詞」を置くことはできないのです。
つまり、動詞には、その後に、「不定詞しか置くことができない動詞」とか、「動名詞しか置くことができない動詞」とか「不定詞、動名詞どちらを置いても良い動詞」があるのです。
いくつか例を紹介しましょう。
like, start,begin の後ろには「動名詞」を置くこともできますし、「不定詞」を置くことも出来ます。
enjoy, finish の後ろには「動名詞」しか置くことができません。
want,hope の後ろには「動名詞」しか置くことができません。
このようなことは英語を学ぶ人にとってはややこしくて困ったことですが、出てくるたびに1つひとつ覚えていくようにしましょう。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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