中学英文法

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「call + なになに + ほにゃらら」など(目的語と補語を取ることがある動詞)

1. ...を...と呼ぶ / ...を...の状態にする(目的語と補語を取ることがある動詞)

We call the dog Kotaro.

私たちはその犬をコタローと呼びます。


call(呼ぶ) という動詞を例にして説明します。


次の文を見てください。

We call the dog.

この文を詳しく見ると次のようになっています。

  We    /call/the dog.
私たちは/呼ぶ/その犬を

→ 私たちはその犬を呼ぶ。

この文では call(呼ぶ)という動詞の後に、「何を」呼ぶのか言っています。

call(呼ぶ) の後に「the dog(その犬を)」と言っています。

つまり、「call ...」で「...を呼ぶ」という意味になるのですね。


では今度は次の文を見てください。

We /call/the dog /Kotaro.

私たちは/呼ぶ/その犬を/コタローと

→私たちはその犬をコタローと呼びます。

この文では call(呼ぶ)という動詞の後に、「何を」、「何と」呼ぶのか言っています。

call(呼ぶ) の後に「the dog(その犬)を」、「Kotaro(コタロー)と」と言っています。

つまり、

call + なになに + ほにゃらら

で、

「なになにを」「ほにゃららと」呼ぶ

という意味になるわけです。

「なになにを」と「ほにゃららと」の順番は逆にしてはいけません。


ここまでの説明でわかったように、call(呼ぶ)という動詞は、その後に「なになにを」と「ほにゃららと」ということを続けることができます。


callの他にもこのような動詞があります。

よく見かけるのは make という動詞です。


The news makes him happy.

この文を詳しく見ると次のようになっています。

The news    /make/him/happy.
その知らせは/する/彼を/幸せ(な状態)に

→その知らせは彼を幸せにする。(その知らせを聞いて彼は幸せになります。)

この文の中にある make は...を...(の状態)にする」という意味で使われる言葉です。(makeには「作る」という意味がありますが、このような意味で使われることもあるのです。)

つまり、

make + だれだれ + これこれ

で、

「だれだれを」「これこれ(の状態)に」する

という意味になるわけです。

「だれだれを」と「これこれ(の状態)に」の順番を逆にしてはいけません。


Mary made her son a teacher.

この文を詳しく見ると次のようになっています。

Mary  /made/her son    /a teacher.
Maryは/した /彼女の息子を/先生に

→Maryは彼女の息子を先生にした。


Talking with my friends make me happy.

この文を詳しく見ると次のようになっています。

Talking with my friends/make/me  /happy.
私の友達たちと話すことは  /する /私を/幸せ(な状態)に

→私の友達たちと話すことは私を幸せにする。(私の友達たちとおしゃべりをすると私は幸せになります。)

念のための補足です。

talking はtalk(話す)にingがついた形です。これは、(進行形ではなく)動名詞と呼ばれるもので、「...すること」という意味になるのでしたね。

talking で「話すこと」という意味ですね。

talking with my friends で「私の友達たちと話すこと」という意味ですよね。


それでは練習問題を解くことにしましょう。

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