数学テキストの特徴
2015年3月29日公開テキストの紹介
- 「中学校の数学の授業がわからなくて困っている。でもちゃんとわかるようになりたい。」と思っている人のためのテキストです。
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学校の授業で使っている普通の教科書の代わりに使うことができます。
公立の中学校(つまり、区立とか市立とか町立とか村立とか・・・の中学校)で行われている数学の授業のほぼ全ての内容について、易しい言葉をきちんと使い、詳しくていねいに解説してあります。 普通の教科書のように、例、例題、問があります。基本をていねいに学ぶためのテキストですから、難しい問題や発展的な内容はありません。
- 中学校で学習するそれぞれの単元について、1冊のテキストが用意されています。
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数学の問題を解いている人の頭の中で次々に浮かんでくる考え、つまり「推理の輪」を言葉で詳しく書いてあります。
答案に書く数式や記号だけではなく、ある式から次の式に移る間や証明問題などで考えを進めていくときに頭の中に出てくる言葉なども書いてあるのです。そのため、テキストはどれもとてもページ数が多くなっています。
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一度学んだことがわからなくなったり思い出せなくなった時でも、もう一度読みなおすことによりきちんと学習しなおすことができます。
学校で使われている教科書や授業のノートでは、「数学の問題を解いているときの頭の中の考え」は言葉で詳しく書かれていないので、あとで一人で復習するとき意味がわからなくて困ることがありますが、このテキストではそんなことにはならないでしょう。
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どの単元のテキストもとてもページ数が多いのですが、学校の教科書より速く読むことができます。
「推理の輪」をとばさずに説明が書いてあるので、意味不明になって止まってしまうことが少ないからです。 (話はすこしそれますが、漫画雑誌って結構厚いですけど、わりとすぐに読み終わっちゃいますよね。)
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必要に応じていろいろなことをおさらいしながら学習するようにできています。
数学はよく「積み重ねの科目」と言われます。以前学んだことを土台にして新しいことを学ぶわけです。ですから例えば、小学校で学習したことが身についていないと、中学校で新しいことを学習するときに困ってしまうことが多いのです。とはいっても、以前学んだことが完璧に身についている人なんてそんなにいないですよね。そこでこのテキストでは、新しいことを学ぶ前に、「以前学習したことの中からどうしても必要なことだけをおさらいする」 ようにしておきました。 (おさらいなんかしなくても大丈夫という人は、おさらいのページなどを飛ばして読んでくれても構いません。)
- 問の解答には詳しい説明が付いています。
- 問から問の答えへジャンプするボタンや、問の解答から本文へ戻るボタンが付けられています。
- 目次で項目をクリックすると、本文のページヘジャンプすることができます。
- 画面の左側などに「しおり」を出すことが出来ます。「しおり」を使って目的のページヘジャンプすることが出来ます。
なぜ動画ではなくテキストなのですか
数学は自分の頭を使い考えていく科目です。そして、数学の中に出てくるいろいろな考えを学ぶときには「数学と対話する」ことが大切です。よりよく理解するためには、自分が理解しにくかった所や気になった所で立ち止まって考えることが必要なのです。
動画の授業の場合、先生は先生のペースで話をしていき、どんどん話が先に流れていってしまいます。「えー、今の説明、速くてよくわからなかったなぁ」と感じたとき、動画を止め元に戻してもう一度見たりするのって結構面倒なんですよね。
その点、紙に書かれたテキストやPDF文書のテキストであれば、自分の好きなところで簡単に立ち止まって考えることが出来ます。
復習するときのことも考えてみましょう。
動画の授業をもう一度見て復習するのは時間がかかります。たとえ、自分が復習したいところだけをもう一度見る場合でも、見なおさなくてはならない部分を探すのは結構大変です。パラパラめくって探すわけにはいかないからです。
一方、紙に書かれたテキストやPDF文書のテキストではパラパラめくるとか、しおりや目次を利用して見たい所を探しジャンプするということが出来ます。