中学英文法
"The window broken by Tom"
"Tomによって壊された窓"
おさらい
「a window」は「(一枚の)窓」という意味の言葉ですね。
窓と言っても、いろいろな窓があります。
例えば、大きい窓もありますし、小さい窓もあります。
では、例えば、英語で「大きい窓」と言うにはどうすれば良かったのでしょう。思い出してみてください。
「large」は「大きい(広い)」という意味の言葉ですね。
そこで large を window の前に置いて「a large window」と言うと「(一枚の)大きい窓」という意味になるのでしたね。
つまり、どんな「window(窓」なのか「説明する言葉(例えば large)」は、「window」の前に置くわけです。
このような例をいくつか見てみましょう。
the small room その小さい部屋
「small(小さい)」という言葉が「room(部屋)」の前に置かれています。
an old house (一つの)古い家
「old(古い)」という言葉が「house(家)」の前に置かれています。
a young woman (一人の)若い女性
「young(若い)」という言葉が「woman(女性)」の前に置かれています。
a good idea (一つの)良い考え
「good(良い)」という言葉が「idea(考え)」の前に置かれています。
おさらい終わり
では、本題に入ることにしましょう。
例えば、英語で「壊された窓」と言うにはどうすれば良いのでしょうか。
「a window」で「(一枚の)窓」という意味ですね。
「break」は「壊す」という意味の動詞ですね。
ところで、「break」を過去分詞形「broken」にすると、「壊された」という意味に変わります。
(過去分詞形は「...された」という感じを出す時に使うことができます。)
そこで、「broken」を「window」の前において、「a broken window」とすると「(一枚の)壊された窓」という意味になるのです。
どんな窓なのか説明する言葉(今の場合 broken)は「window(窓)」の前に置かれるわけです。
では、英語で「Tomによって壊された窓」と言うにはどうすれば良いのでしょうか。
「壊す」は「break」ですが、「壊された」という感じにしたいのですから過去分詞形「broken」にします。
「Tomによって」は「by Tom」ですね。
そこで、実は、「broken by Tom」を「window」の後ろに置いて「a window broken by Tom」とすると「Tomによって壊された(一枚の)窓」という意味になるのです。
どんな少年なのか説明する言葉(今の場合 broken by Tom)は「window(窓)」の後ろに置かれていることに注意してください。
英語では、説明する言葉が長い時は、後ろに置くようになっているのです。
このように、言葉を修飾する例をいくつか学ぶことにしましょう。
a car (一台の)車
a used car (一台の)使われた車(つまり、一台の中古車)
「walking(歩いている)」という言葉を「woman」の前に置きます。
a car used by Bob Bobによって使われた(一台の)車
「used by Bob(Bobによって使われた)」は長いので「car」の後ろに置きます。
the watch その腕時計
the stolen watch その盗まれた時計
「stolen(盗まれた)」という言葉を「watch」の前に置きます。
the watch stolen by the man その男によって盗まれたその腕時計
「stolen by the man(その男によって盗まれた)」は長いので「watch」の後ろに置きます。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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