中学英文法

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比較級と最上級

6. ...は...より...する。(副詞の比較級)

Bob runs faster than Kenji.

Bobはケンジより速く走る。


ここでもさらに、「何かは何かよりも...する」という表現を学びます。


まず、次の文を見て下さい。

Bob runs fast.    Bobは速く走る。

この文を詳しく見てみると次のようになっています。

Bob  /runs/fast.
Bobは/走る/速く

→Bobは速く走る。


今度は次の文を見て下さい。

Bob runs faster than Kenji.    Bobはケンジより速く走る。

この文を詳しく見てみると、実は次のようになっているのです。

Bob  /runs/  faster   /than Kenji.
Bobは/走る/(もっと)速く/ケンジよりも

→Bobはケンジよりも(もっと)速く走る。

この文では「fast(速く)」という言葉のすぐうしろに er がついて、「faster」という形になっています。

ふたつのことを比較して表現する場合、 er をつけます。

(erのついた形は比較級と呼ばれています。)

「than...」は「...よりも」という意味の言葉です。

ですから、「than Kenji」は「ケンジよりも」という意味になります。

このようにして、ふたつのことを比べる表現ができます。


それではこれから、ふたつのことを比べている例文をいくつか学ぶことにしましょう。


I get up earlier than my father.

この文を詳しく見てみると、次のようになっています。

I   /get up/ earlier  /than my father.
私は/起きる/(もっと)早く/私の父よりも

→私は私の父よりも(もっと)早く起きる。

ふたつのことを比較して表現する場合、 er をつけるわけですが、early(早く)の場合は最後の文字がyなので y を i に変えてから er を付けます。

「than...」は「...よりも」という意味の言葉です。

ですから、「than my father」は「私の父よりも」という意味になります。


Judy studies harder than I.

この文を詳しく見てみると、次のようになってます。

Judy  /studies /     harder      /than I.
Judyは/勉強する/(もっと)一生懸命に/私よりも

→Judyは私よりも(もっと)一生懸命に勉強する。

ふたつのことを比較して表現する場合、 er をつけます。ですから、hard(一生懸命に)がharder(もっと一生懸命に)に変わります。

「than...」は「...よりも」という意味の言葉です。

ですから、「than I」は「私よりも」という意味になります。


Tom swims better than Bob.

この文を詳しく見てみると、次のようになっています。

Tom  /swims /  better   /than Bob.
Tomは/泳ぐ  /もっと上手に/Bobよりも

→TomはBobよりも上手に泳ぐ。

ふたつのことを比較して表現する場合、 er をつけるわけですが、well(上手に)はは例外で、wellerにしてもダメなのです。betterという言葉を使います。

「than...」は「...よりも」という意味の言葉です。

ですから、「than Bob」は「Bobよりも」という意味になります。


I like English better than math.

この文を詳しく見てみると、次のようになっています。

I  / like  /English / better /than math.
私は/好きです/英語が/もっと良く/数学よりも

→私は数学よりも英語が好きです。

「...よりもっと...が好き」というときの「もっと」には better を使います。

「than...」は「...よりも」という意味の言葉です。

ですから、「than math」は「数学よりも」という意味になります。


それでは練習問題を解くことにしましょう。

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気になることがある人は、今学んでいる文法事項の...