中学英文法
"a letter which he wrote yesterday" / "a student whom I taught last year"
"彼が昨日書いた手紙" / "私が昨年教えた生徒"
私たちはすでに関係代名詞thatを使って語句を補足説明する表現を学んでいます。
たしか、
「彼が書いた(一通の)手紙」
を関係代名詞thatを使って言うと
"a letter that he wrote"
となるのでしたね。
ここではこれから、that ではなく、which や whom という言葉を使っても、同じような言いまわしが出来るということを学びます。
実は、「モノ」についてを補足説明する場合は which を使うことができて、「人」について補足説明する場合は whom を使うことが出来るのです。
では詳しく説明することにしましょう。
1. モノについて補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whichを使うことが出来ます。
「私が毎日使う(その)コンピュータ」を英語で言うとどうなる?
「(その)コンピュータ」という「語句」を英語で言うと「the computer」ですね。
「私は毎日(その)コンピュータを使います。」という「文」を英語で言うと「I use the computer every day.」となりますね。
念のため、ここまでの話を整理しましょう。
the computer (その)コンピュータ (これは語句)
I use the computer every day. 私は毎日(その)コンピュータを使います。 (これは文)
ということですね。
「私が毎日使う(その)コンピュータ」を英語で言いたい場合、このふたつをつなぎます。
「the computer(そのコンピュータ)」という「語句」を「I use the computer every day.(私は毎日そのコンピュータを使います。)」という「文」を使って、どんなコンピュータなのか、後ろから補足説明するのです。
ただしちょっとした細工をします。
「the computer(そのコンピュータ)」ですから「モノ」ですよね。
「モノ」について補足説明を加えるのですから、文の中にある「the computer」を「which」に変え、さらに「which」を一番前に持ってきてからつなぐのです。
つまり、
the computer which I use every day
と言えばよいのです。
この言いまわしをもう少し詳しく見てみると次のようになっていることがわかります。
the computer /which I use every day
(その)コンピュータ/whichを私は毎日使う(んだけどね)
→私が毎日使う(その)コンピュータ
「which」は「the computer」の代わりになっていることに注意しましょう。
これまでの説明でわかるように、which は「モノ」を表す語句の後ろに補足説明をする文をつなぐ役割をしています。
このような役割を果たす言葉は関係代名詞と呼ばれています。
2. 人について補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whom を使うことが出来ます。
「Judyが昨日会った(一人の)少年」を英語で言うとどうなる?
「(一人の)少年」という「語句」を英語で言うと「a boy」ですね。
「Judyは昨日(一人の)少年に会いました。」という「文」を英語で言うと「Judy met a boy yesterday.」となりますね。
念のため、ここまでの話を整理しましょう。
a boy (一人の)少年 (これは語句)
Judy met a boy yesterday. Judyは昨日(一人の)少年に会いました。 (これは文)
ということですね。
「Judyが昨日会った(一人の)少年」を英語で言いたい場合、このふたつをつなぎます。
「a boy(一人の少年)」という「語句」を「Judy met a boy yesterday.(Judyは昨日一人の少年に会いました。)」という「文」を使って、どんな少年なのか、後ろから補足説明するのです。
ただしちょっとした細工をします。
「a boy(一人の少年)」ですから「人」ですよね。
「人」について補足説明を加えるのですから、文の中にある「a boy」を「whom」に変え、さらに「whom」を一番前に持ってきてからつなぐのです。
つまり、
a boy whom Judy met yesterday
と言えばよいのです。
この言いまわしをもう少し詳しく見てみると次のようになっていることがわかります。
a boy /whom Judy met yesterday
(一人の)少年/whomにJudyは昨日会った(んだけどね)
→Judyが昨日会った(一人の)少年
「whom」は「a boy」の代わりになっていることに注意しましょう。
これまでの説明でわかるように、whom は「人」を表す語句の後ろに補足説明をする文をつなぐ役割をしています。
このような役割を果たす言葉は関係代名詞と呼ばれています。
それでは練習問題を解くことにしましょう。
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