中学英文法

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関係代名詞:目的格の場合

5. 目的格の関係代名詞を省略して後置修飾する文

This is a letter he wrote yesterday.

これは昨日彼が書いた手紙です。


おさらい

私たちはすでに、関係代名詞thatやwhoやwhomを使って語句を後ろから文で補足説明する表現を学びました。

例えば、関係代名詞thatを使うと「昨日彼が書いた手紙」は「a letter that he wrote yesterday」となります。

ですから、

This is a letter that he wrote yesterday.

これは昨日彼が書いた手紙です。

というような文を作ることができます。

また、人について補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whomを使うことができました。

例えば「私が昨年教えた生徒」は「a student I taught last year」となります。

ですから

He is a student whom I taught last year.

彼は私が昨年教えた生徒です。

というような文を作ることができます。

また、モノについて補足説明を後ろから加える場合は関係代名詞whichを使うことが出来ました。

例えば関係代名詞whichを使うと「昨日彼が書いた手紙」は「a letter which he wrote yesterday」となります。

ですから

This is a letter which he wrote yesterday.

これは彼が昨日書いた手紙です。

というような文を作ることができます。

おさらいおわり


では本題に入りましょう。

実は、今おさらいしたような表現では、関係代名詞thatやwhoやwhomを省略することができます。

このようなことを「目的格の関係代名詞の省略」ということがあります。

ですから、例えば次のふたつの文は同じ意味です。

This is a letter that he wrote yesterday.    これは彼が昨日書いた手紙です。

This is a letter he wrote yesterday.    これは昨日彼が書いた手紙です。(関係代名詞thatを省略)

また、次のふたつの文も同じ意味です。

He is a student whom I taught last year.    彼は私が昨年教えた生徒です。

He is a student I taught last year.    彼は私が昨年教えた生徒です。(関係代名詞whomを省略)

さらにまた、次のふたつの文も同じ意味です。

This is a letter which he wrote yesterday.    これは彼が昨日書いた手紙です。

This is a letter he wrote yesterday.    これは昨日彼が書いた手紙です。(関係代名詞whichを省略)

このように、目的格の関係代名詞は省略することができます。


注意:主格の関係代名詞は基本的に省略することができません。

つまり、「ここにリンクをふたつ作る」で学んだような関係代名詞は省略できないのです。


それでは練習問題を解くことにしましょう。

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